2017年04月23日

機械とAIが仕事を奪う


  先進国の国民を悩ませているもののもう一つが「生産の省力化」です。


  最近「AIが仕事を奪う」と話題になっていますが、これも含んだ話です。つまり、人間の労働(肉体的労働+頭脳労働)が機械・コンピューターに置き換わり、人間の労働の需要が減っていくという話です。


  ある時点まで。ざっくりいうと20世紀末までは技術革新が人類の生活を豊かにしてきました。家電製品やら乗用車などが人間の生活を豊かなものにしてきたわけですが、その生産を通して、膨大な「労働」が投入され、労働者はその見返りに賃金を受け取ってきたわけです。つまり、「労働」は生産の手段であると同時に富の分配手段でもあったわけです。


  その労働が機械やらコンピューターに置き換わっていくものですから、生産量が増えていても、その割に雇用は増えない、あるいは減っていくということが起きます。生産を通して得られた富は労働者に分配されるというより、機械やコンピュータを所有するもの、つまり資本家に向かいます。


  グローバリゼーションと生産の省力化がダブルで、「格差(富める者とそれ以外の差)」を生み出しています。あの豊かなアメリカですら、アメリカンドリームは終わったと言われているそうです。


  前の記事で、先進国の国民を悩ませているものは2つあり、「グローバリゼーション」と「生産の省力化」だ、と書きましたが、より直接的に言えば「格差」であり、言い換えれば「富の分配」の問題です。


  その不満が欧米では「移民がもたらした問題」と誤解されているのです。


ところで、下のリンクをクリックいただけますと嬉しいです。
人気ブログランキングへ


IMG_4281.JPG




posted by eba at 07:34| Comment(0) | 格差社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グローバリゼーションで「損した感」が漂う先進国


  我々の身の回りには見慣れないブランドの商品が、いつの間にか、たくさんあります。

  電気製品であれば、かつてはソニーやらパナソニック、東芝といった子供時代からなじみのあるブランドばかりでしたが、ふと気づけばダイソンなんてブランドが普通に目に入ってきます。webの世界ではビッグローブやらニフティなんて言葉を聞かなくなって久しいですが、代わりに普通に「ググったり」しますし、「FB」したりします。最近はトリバゴなんてブランドも耳に入ったりで、どんどん日本の市場に海外のブランドが入り込んできています。


  もともとは日本市場に商品を供給するのはほとんど日本企業でした。現在は日本市場に海外企業が多数入り込んできており、直感的には「本来、日本人が得ていたはずの富を外国人が奪っている」という風に見えます。規模の大小は別にして、確かにそのようなことが起きているのでしょう。


  米国でも同様なようで、これがトランプさんを怒らせているようです。(笑)


  現在、トランプ米国が保護主義に向かおうとしていますが、何のことはない、過去の姿に戻したいという話です。「保護主義」というといかめしいですが、実はそういうことです。日本企業はグローバル競争の中で連敗を喫しており、トランプ大統領の心情は我々にもよく理解できます。


  しかし、現在の勝ち組製造業はグローバルな「規模の経済」の上に成り立っており、古き良き時代の製造業とはけた違いの収益性を有しています。つまり、安く商品を提供しながら、原価も安いため健全な利益を稼いでいるわけで、これは古き良き時代の製造業にはまねできない芸当です。トランプ説に従って、アメリカが保護主義で米国市場を固めたら、米国民は高くて粗悪な商品に甘んじなければならなくなります。


  ですので、グローバル競争に勝てないなら別の仕事を探す(産業構造転換)しかありません。米国は現在、金融やITで大いに繁栄してるわけで、実はむしろ「モノづくり」にこだわってきた日本のほうが深刻です。とるべき方向性を誤ったということです。


  こう考えてみますと、欧米で現在進行中の「現状否定→国レベルの方向転換」はむしろ日本で世界に先駆けて起きていてもおかしくないことなのかもしれません。実際、2009年に民主党政権が発足したわけで、日本ではすでに起きたとも言えます。ウンザリするくらいお粗末な結果に終わったわけですが。(笑)


  ひょっとすると日本で起きた「大失敗」が欧米でこれから再現されるのかもしれませんね。さらに、中近東や極東に火種があることですし、国内の大失敗をごまかすための戦争、というシナリオも考えられます。となると、近い将来、大幅な円高が考えられます。

  
  爽やかな言い方ではありませんが、世の中がいかに大混乱しようとも、自分や周囲だけでも救えるよう、備えましょう。そのためにどうするかを考えていきたいと思います。



ところで、下のリンクをクリックいただけますと嬉しいです。
人気ブログランキングへ




IMG_1892.JPG


posted by eba at 06:54| Comment(0) | ポピュリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先進国民を悩ませているもの


  EUを崩壊に導きかねないフランス大統領選、第一回投票が本日行われます。もちろん、第一回投票で大統領が決まることはないでしょうが、決選投票に残る顔ぶれによっては、EU崩壊が決定的となる可能性もあります。そうなれば、大きく円高に振れるはずです。


  おそらく、日本人を含む世界中がフランスが「安泰な選択」をすることを願っています。それはもちろん、EUの存続です。しかし、そうならないことが懸念されていることは、つまり、フランス国民が必ずしもそれを望まないことを意味しています。


  既に実現した米国トランプ大統領、英国のEU離脱は米英国民が「これまでの延長線」に「安泰」や「幸福」があると考えていないことを示しています。従って、フランスがEU離脱を選択する結果になったとしても、それを批判しても仕方ありません。


  投資という視点では、好ましいとは言えない背景があっての円高であろうともそれをチャンスに変えるべきですので、そこは狙っていきたいと思っています。しかし、円高が長く続くのか、一時的なものなのかは考えてゆかなければいけません。そのためにも、欧米を中心に起きていることの根本・本質を理解する必要があると思っています。


  今起きていること、そして欧米あるいは先進国の国民を悩ませているものは2つあり、「グローバリゼーション」と「生産の省力化」だと思います。


ところで、下のリンクをクリックいただけますと嬉しいです。
人気ブログランキングへ


IMG_4199.JPG




posted by eba at 05:42| Comment(0) | 幸福度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする